児童発達支援・放課後等デイサービスとは?制度の概要と利用の流れ

ガイド / 更新: 2026-03

「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」は、発達に心配のある子どもや障害のある子どもが利用できる障害児通所支援の代表的なサービスです。名前は似ていますが、対象年齢や目的が異なります。 ここでは、それぞれの違いと、利用を始めるまでの一般的な流れを、公的情報をもとに中立に整理します。

2つのサービスの違い

児童発達支援
主に就学前(未就学)の子どもが対象です。日常生活の基本動作や集団生活への適応など、 子どもの発達段階に合わせた支援を、通所(施設に通う形)で受けます。 ケアマップが地図で掲載しているのは、このうち児童発達支援の事業所です。
放課後等デイサービス
主に就学後(小学生〜高校生)の子どもが対象です。放課後や長期休暇に、生活能力の向上のための訓練や 居場所づくり、社会との交流の機会などを提供します。

どちらも、障害者手帳の有無だけで決まるわけではなく、支援の必要性が認められれば利用できるのが一般的です。 具体的な対象や運用は自治体によって異なります。

どんな子どもが対象になるの?

発達に心配がある、ことばや運動の発達がゆっくりに感じる、集団生活になじみにくいなど、「支援があるとよい」と判断された子どもが対象になり得ます。 医学的な診断名が付いていることが必須とは限らず、市区町村が支援の必要性を確認したうえで利用が認められます。

対象かどうか、どのサービスが合うかは、お子さんの状況によって一人ひとり異なります。 まずは市区町村の障害福祉窓口や発達相談窓口、健診の場などで相談することが出発点になります。

受給者証(通所受給者証)とは

これらのサービスを利用するには、原則として通所受給者証(障害児通所支援の受給者証)が必要です。 受給者証には、利用できるサービスの種類や、1か月あたりの利用日数(支給量)などが記載されます。 受給者証があると、利用料の多くが公費でまかなわれ、自己負担は世帯の所得に応じた上限額の範囲に収まる仕組みです (負担の詳細は自治体・世帯状況により異なります)。

受給者証は市区町村が発行します。申請から交付までには面談や調査が入るため、一定の日数がかかります。 くわしい費用や手続きは、必ずお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

利用開始までの一般的な流れ

  1. 相談する:市区町村の障害福祉窓口・発達相談窓口、または健診の場などで状況を相談します。
  2. 施設をさがす・見学する:通える範囲の事業所を調べ、見学や体験に行きます(探し方は別記事で解説)。
  3. 申請する:市区町村に受給者証の交付を申請します。必要書類や面談・調査があります。
  4. 利用計画をつくる:相談支援事業所などと、どのように利用するかの計画(障害児支援利用計画)を作成します。
  5. 受給者証の交付:支給量などが決まり、受給者証が交付されます。
  6. 契約・利用開始:利用する事業所と契約し、個別支援計画にもとづいて支援が始まります。

手順の呼び方や順番は自治体によって少しずつ異なります。全体像をつかんだうえで、詳細は窓口に沿って進めるのが確実です。

迷ったら、専門機関に相談を

この記事は一般的な情報の整理です。お子さんの発達・ことば・関わり方で気になることがあるときは、 自己判断せず、かかりつけの小児科、市区町村の保健センターや発達相談窓口、乳幼児健診の場、 言語聴覚士(ST)などの専門機関にご相談ください。診断や個別の支援方針の判断は専門家が行います。

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本記事は厚生労働省・各自治体・独立行政法人福祉医療機構(WAM NET)などの公開情報をもとに、 ケアマップ編集部が中立の立場でまとめたものです。制度の詳細や最新の運用は、お住まいの市区町村の窓口で必ずご確認ください。 本記事は医療・発達の診断や助言を行うものではありません。